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記事: 日本のスキンケアの歴史

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日本のスキンケアの歴史

日本のスキンケアの歴史はどうなのでしょうか?

日本では江戸時代には既に洗顔フォームや化粧水などのスキンケアグッズがあったと言われています。

まず普及したのは洗顔料で、「糠袋(ぬかぶくろ)」や「洗い粉」が使用されていました。

糠袋(ぬかぶくろ)
精米時にお米からとれる糠は身近なものだったので、誰でも手に入る洗顔料として、庶民に浸透していきます。
使い方は、絹や木綿の布を袋状に縫い合わせた"糠袋"の中に糠を入れ、ぬるま湯に浸してしぼったら、顔や全身の肌をなでるように滑らせて洗います。
糠だけでなく鶯(うぐいす)の糞や豆の粉を混ぜたりもしていました。糠は使うたびに新しいものを入れていたようです。

洗い粉
糠袋よりも前に、"澡豆"(そうず)という平安時代から用いられてきた洗顔料があり、小豆や大豆などの豆類を臼でひいた粉を原料にしたものでした。
元禄時代には、豆の粉に白檀などの香料や生薬を加えた"洗い粉"が考案され市販されていました。
江戸後期の美容本に、"洗い粉"は「手のひらにとって水でといて肌にすりこむ、または糠袋にいれて顔を洗ってもよい」とあり、そしてその効果は、「肌の色を白くする」と、なんと美白効果まであったそうです。

この頃には「熱すぎるお湯での洗顔は、肌にシワができるため、ぬるま湯で」とか、「洗い粉を糠袋にいれて使うときは、強くこすればキメがこわれる」といったことが記されてます。

昔の人の美意識への高さがうかがえますね。

スキンケアの歴史はもっと数多くありますが、これだけ見ても今も昔も綺麗になりたいと思う気持ちは同じなんだなと感じます。

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